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ガタカ [映画]

ガタカ 1997年 アメリカ

ガタカ

ガタカ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/30
  • メディア: DVD
 
監督:アンドリュー・ニコル                                                                               出演:イーサン・ホーク、ユマサーマン、ジュード・ロウ
 
kenさんと魚河岸おじさん主催の「ゆる会」で、蟻銀さんと魚河岸おじさんに、『ジュード・ロウの映画を見るなら「ガタカ」!』と、推薦された「ガタカ」を見ました。
 
親の優性遺伝子をコントロールして子どもを産むのが普通出産となっている近未来。ビンセント(イーサン・ホーク)は遺伝子操作をしないで生まれて来た為に体がとても弱い。ビンセントは宇宙飛行士になるのが夢だったが、劣勢遺伝子を持つビンセントは、遺伝子差別を受けながら、心のやりどころのない生活を送っている。そんな中、遺伝子の闇業者に出会う。ビンセントは元エリートで今は事故により下半身不随になり、車椅子の生活をしているジェローム(ジュード・ロウ)と取引きをする。ジェロームから遺伝子チェックに使われるものを提供してもらう。ビンセントはジェロームに成りすますし、宇宙飛行士として、航空宇宙局ガタカで働き、ジェロームに不自由のない生活を提供する。だが、ガタカでは殺人が起こり、ビンセントが疑われ始める。
 
優性の遺伝子を持ちながら、エリートであるが為に苦悩してきた元エリートを演じるジュードロウ。ジュード・ロウの演技はすばらしかった。迫力と品の良さを感じた。ラストは象徴的でもあったし、衝撃的だった。やはり、人はひとりでは生きられないのだなと、感じさせられる。映像と音楽がとても綺麗で、まるで、宇宙にいる様だ。ストーリーがしっかりしていたので、ドキドキの連続だった。
たぶん、お二人に薦めてもらわなかったら、一生、見なかったかもしれない「ガタカ」です。
ジュードロウのファンの方で、もし、「ガタカ」を見ていないなら、絶対にオススメです!
(↑そんな人いないかも・・・・・・・・・へへ;) 

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ヤンヤン 夏の想い出 [映画]

ヤンヤン 夏の想い出 

ヤンヤン 夏の想い出

ヤンヤン 夏の想い出

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/07/14
  • メディア: DVD

2000年 台湾・日本

監督:エドワード・ヤン                                                                                                                                                                     出演:ジョナサン・チャン、ケリー・リー、ウー・ニエンジェン、エイレン・チン、イッセー尾形

2007年6月29日に台湾の監督エドワード・ヤン氏が亡くなった。「クーリンチェ少年殺人事件」の監督だ。追悼の意を込めて、ずっと見ようと思っていて見ていなかった、「ヤンヤン 夏の想い出」を見た。

この映画のはじまりはヤンヤンの叔父さんの結婚式。ここからいろいろな事件が起こる。ヤンヤンは台北に住む小学生の男の子。一緒に住む祖母が倒れ、意識不明のまま入院してしまう。ヤンヤンの母は看病疲れから、新興宗教に入って、どこかの山に篭ってしまう。ヤンヤンの父は結婚式で初恋の人と再会し、日本に出張中に初恋の人と会ってしまう。姉のティンティンは隣に越してきた女の子の彼氏と映画を見に行ったりしてしまい、隣の女の子から文句を言われる。

10年くらい前に「クーリンチェ少年殺人事件」を見た時には、テーマ、視点、映像が鋭く衝撃的だった。今回の「ヤンヤン 夏の想い出」はDVDで見ていたが、正直なところ一度目に見た時には途中で寝てしまった。ちょっと、長いかな。                                                       ヤンヤンが同じクラスの女の子に恋心を抱く。ヤンヤンが授業で雲の動きをビデオで見ている中、遅れて入って来るその少女のシーンは綺麗でヤンヤンの恋心が上手く表現されていた。父が初恋の頃を思い出す映像と姉が隣の女の子の彼氏と映画を見に行くシーンが重なるシーンは印象的。ヤンヤンが父に教わったカメラでみんなを撮るのだが、うしろ姿だけを撮る。「だって、うしろ姿は自分では見られないでしょ!」と、ヤンヤンが言う。人間のもう半分の部分(心の部分)の事を言っている。ラストはみんなが元に戻ってくる。イッセー尾形は父のビジネスの相手で出演している。新宿、鎌倉、熱海など日本も沢山出てくる。映像は全体を通して、瑞々しい。                                                                                                                                                                  第53回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作品。


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シンデレラマン [映画]

シンデレラマン

シンデレラマン

シンデレラマン

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/10/20
  • メディア: DVD

2005年 アメリカ。

監督:ロン・ハワード                                                                            出演:ラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガー

将来を待望されていたボクサー、ジミー(ラッセル・クロウ)。恐慌のさなか、ジミーは右手を骨折してしまう。右手の怪我を抱えながら試合に出て、試合を中断されてしまい、ボクサー委員会からライセンスを剥奪されてしまう。日雇いの仕事を始めるが、その仕事にもあぶれてしまう日もあり、生活は貧困に陥る。電気を止められ、妻メイ(レニー・ゼルウィガー)があまりの寒さに具合が悪くなって来た子ども達を自分の親と妹の家にあずける。ジミーはそんなメイを咎める。委員会に行って、みんなからの寄付をもらい、子ども達を取り戻す。そんな時、元マネージャーから一夜だけボクサー復活の話を持ちかけられる。そこから、家族の為にチャンスを掴む事をあきらめない生活が始まる。

ボクサー、ジム・ブラドックの実話。いつも妻はジミーの事を心の底から心配している。ボクサーの妻の辛さがレニー・ゼルウィガーの演技から伝わってきた。ラッセル・クロウの迫真の演技も良かった。この映画で、ラッセル・クロウがとても好きになった。映画全体にも家族を愛するというテーマが貫いてあった。前半部分は重ねて辛い事が起こるので、後半、ボクシングのシーンが増えてくると面白くなってくる。ちゃんと最後まで見て良かった。監督は「コクーン」、「ウイロー」、「バックドラフト」、「アポロ13」、「身代金」、「グリンチ」、「ビューティフルマインド」「ダビンチ・コード」のロン・ハワード監督。

ボクシング映画の好きな人におススメ!



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エリン・ブロコビッチ [映画]

エリン・ブロコビッチ

エリン・ブロコビッチ

エリン・ブロコビッチ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/24
  • メディア: DVD

2000年 アメリカ

監督:スティーヴン・ソダーバーグ                                                                   出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート、ピーター・コヨーテ

ミス・ウィチタだった事が彼女の人生の中でただ一つの自慢のエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)。美貌はあるが言葉やマナーが悪い女性。そして、バツ2で、3人の子持ち。ある日、運転中に一方的に車をぶつけられ、弁護士のエド(アルバート・フィニー)に弁護を依頼する。だが、法廷でエリンの言葉が汚く、裁判で負けてしまい借金を負ってしまう。その事に憤りを覚えたエリンは何度もエドの事務所に電話をするが、無視されてしまう。働きたいがベビーシッターを雇わなければならない。怒ったエリンはエドの弁護士事務所で働かせてくれと言う。エドに文句を言われるが、満足のいく仕事が出来なければ、辞める事を条件にエドの弁護士事務所で働き始める。まず、資料の整理を頼まれる。資料を読み進めているうちにある大企業の工場の水質汚染と周りの住民が病気になっている事を不思議に思う。その資料の調査を進めていいか、上司のエドに聞くと、エドは忙しく、気軽にOKの返事を出す。それが、大企業を相手に訴訟を起こす事になる始まりだった。

実話を映画化した作品。キャッチコピーは「全米史上最高額の和解金を手にした女」。ジュリア・ロバーツが言葉は悪いが気さくで、気が強い、派手な服装のエリン・ブロコビッチを爽やかな色気で上手く演じていた。この時、ジュリアロバーツは第73回アカデミー主演女優賞を受賞している。法律家ではないのに、住民の立場になって話を聞き、法律家よりもいろいろな事実を掴みとっていく展開も良かった。隣人でベビーシッターをしてくれているジョージ(アーロン・エッカート)と付き合いはじめるのだが、一年位して、エリンが仕事に打ち込み過ぎ、気持ちのすれ違いが起こる。ジョージを引き止めたいが、「今まで、男の言う通りにしてきたけれど、この仕事で新しい自分になって行きたい。初めて、人から自分の意見を聞いてもらい、初めて、人から尊重される様になった。」と、言う。仕事だけを追いかけ、自分に対して思いやりのないエリンにがっかりしたジョージは出て行ってしまう。このシーンではエリンの変化や仕事に夢中になり、子どもや相手に対して気持ちがなくなっていく女性の悩みが上手く表現されていた。アルバート・フィニーがおちゃめな上司を演じていていたのも良かった。監督は「セックスと嘘とビデオテープ」の監督。

スカッと、したい人におススメ!

ソニーピクチャーズHP:http://www.sonypictures.jp/archive/movie/erinbrockovich/


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舞妓Haaaan!!! [映画]

舞妓Haaaan!!!

 

画像はhttp://www.maikohaaaan.com/index.htmlより

2007年 日本

監督:水田伸生

出演:阿部サダヲ、柴咲コウ、堤真一、小出早織、京野ことみ、伊東四朗、吉行和子

ストーリーはいたって、シンプル。鬼塚公彦(阿部サダヲ)が舞妓さんと野球拳をする為に奮闘するお話。鬼塚は舞妓さんのHPの管理人をする程の熱狂的な舞妓ファン。彼女である富士子(柴咲コウ)を捨て、京都に転勤してしまう。せっかく来た京都で鬼塚は舞妓さんと遊ぶ為にお茶屋さんに行くが、一見さんお断りのルールに一蹴されてしまう。そして、お茶屋に上がる為に奮闘する。頑張りが認められて、お茶屋に連れて行ってもらえる。そこで、HPあらしのナイキ(堤真一)に会ってしまい、ナイキへの嫉妬心からナイキと戦っていく。

水田監督はドラマ「ぼくの魔法使い」の監督。「ぼくの魔法使い」の脚本は宮藤官九郎。この映画の主演は大人計画の阿部サダヲ。この図式から、この映画がどんな映画かはだいたい想像がついてしまうだろう。。。「ぼくの魔法使い」は毎回、ストーリーは(爆)なのに、ラストは毎回、切なく作られていた。そして、水野監督はドラマ「サイコドクター」演出をした人。私はたまたま、水野演出とは知らずに「サイコドクター」を昨年、再度、全ストーリー見た。柴咲コウは「サイコドクター」の一話目にゲスト出演。「サイコドクター」は重いテーマを抱えているのに、何故か、要所要所にちょこっと笑える場面をちりばめてあった。

宮藤官九郎の脚本は相変わらず、スピード感のある脚本だった。つかみの部分もOKではないでしょうか?始めの方は爆笑していたが、私は段々、おもしろさに慣れていってしまっていた。映画館の中はみんな大人計画のファンなのかと思う程、爆笑していた。個人的にはこっそり、くすっと、笑いたい。花街言葉をいい意味で変に使いこなしているところも面白い。カットの数もものすごく多い。

私が初めて、ちゃんと阿部サダヲを見たのは多分、「池袋ウェストゲートパーク」(これも脚本は宮藤官九郎)だった。脇役なのだけど、彼の存在感はすごかった。そして、「池袋ウェストゲートパークの」HPのクレジットで名前を見つけた時もびっくりした。略して、アベサダ。この映画の阿部サダヲは「踊る大捜査線」(ゲスト出演)、「池袋ウェストゲートパーク」(宮藤官九郎脚本)、「私探偵濱マイク」「天国に一番近い男 教師編」、「木更津キャッツアイ」(宮藤官九郎脚本)、「ぼくの魔法使い」(宮藤官九郎脚本)、「こころ」、「下妻物語」、「タイガー&ドラゴン」(宮藤官九郎脚本)、「アンフェアー」、「医龍」の阿部サダヲとは一味違う。アベサダ満載という感じの映画だ。堤真一、柴咲コウ、伊東四朗、吉行和子がキャスティングされていた。堤真一はものすごい人だと感じさせられる。柴咲コウは鬼塚を追って京都に来く元彼女の役。そんな役もうまくこなしていたし、舞妓姿も綺麗。伊東四朗、吉行和子は流石に存在するだけで、映画の肝心なところがしまる。小出早織、京野ことみの舞妓さんと芸子さんの役も良かった。最後の方ではちょっと、ほろりとさせられる様なシーンも入れてあった。この感じは「ぼくの魔法使い」に似ていたかな。小ネタ満載なところも似ているかな。エンドロールを最後まで見て欲しいと思った。最後に植木等への一言がある。

この映画を見て、「ユメ十夜」、「翼の折れた天使たち」、「真夜中の弥次さん喜多さん」(宮藤官九郎初監督、脚本)、「妖怪大戦争」、「子つねヘレン」、「北の零年」、「ママの遺伝子」、「ワンダフルライフ」、「トキワ荘の青春」を見たくなった。

阿部サダヲをずーっと、見ていたい人におススメ。

                                                                                                              HP:http://www.maikohaaaan.com/index.html                                                              『ぼんの舞妓日記』は7月1日までの期間限定。                                                                    「舞妓Haaaan!!!」が好きな人なら絶対にこのHPはツボ!!                                                          「ぼくの魔法使い」HP:http://www.ntv.co.jp/mahou/                                                         「サイコドクター」HP:http://www.ntv.co.jp/psycho/                                                        「木更津キャッツアイ」HP:http://www.tbs.co.jp/catseye/ws_pre/introduction/index-j.html                             「池袋ウェストゲートパーク」HP:http://www.tbs.co.jp/iwgpark/00/index-j.html                                        「踊る大捜査線」広報ページ:http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7212_077.html                                      「私探偵濱マイク」HP:http://sotome.jp/mike/project.html                                                    「天国に一番近い男」HP:http://www.tbs.co.jp/tengoku/2/index-j.html                                                                                                 「こころ」http://www.nhk-ep.com/view/10804.html                                                       「下妻物語」HP:http://www.shimotsuma-movie.jp/                                                        「タイガー&ドラゴン」HP:http://www.tbs.co.jp/TandD/                                                         「アンフェアー」http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2005/05-427.html                                 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/unfair/                                                                    「アンフェアーthe sopecial コード・ブレーキング」http://www.fujitv.co.jp/tokuhen/06aut_sp/b_hp/1003anfair.html                                              「アンフェアーthe movie」HP:http://unfair-movie.jp/index.html                                                 「アンフェアー-Wikipedia」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2                                                                                  「医龍」:http://www.fujitv.co.jp/m/drama/iryu/index.html                                                   私的には「医龍」の阿部サダヲがカッコ良くて、カッコ悪くて好きです。 


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